長さの換算:正しい単位と、測定を超えない精度
長さの換算は、物を測り直すことではありません。同じ長さを別の単位で表し、商品の寸法や図面を手元の測定器の単位と比較しやすくするものです。
変わるのは数値で、長さではない
国際インチは正確に2.54センチメートルです。1フィートは12インチなので、30.48センチメートルに当たります。小さい単位へ移ると通常は数値が大きくなりますが、長さは同じです。
値には単位を添えましょう。180だけではミリメートル、センチメートル、メートルのどれか分かりません。
参考資料: NIST — SI units: length
5.5フィートは5フィート5インチではない
フィートの小数部分は12インチの一部です。0.5フィートは6インチになります。5フィート5インチは5 + 5 ÷ 12フィートであり、5.5フィートではありません。
フィートとインチを併記した長さは、まずフィートをインチに直し、残りのインチを足してから換算します。単位間の区切りを小数点として扱わないでください。
測っていない精度を付け加えない
換算で桁数が増えても、元の測定が正確になるわけではありません。最も近い1センチメートルまで測った板を、インチで小数点以下5桁表示しても測定精度は上がりません。
狭い場所への収まりを確認するときは、測定や取り付けに適切な余裕を残します。また、長さの換算係数を面積や体積にそのまま使うことはできません。平方・立方の単位は別に扱います。
例:フィートとインチで書かれた長さ
5フィート10インチは5 × 12 + 10 = 70インチです。70に2.54を掛けると177.8センチメートルになります。5.10を小数のフィートとして入力しても、この長さにはなりません。
1.8メートルなら180センチメートルとし、180 ÷ 2.54 ≈ 70.87インチと計算します。この丸め表示は便利ですが、元の測定が0.01インチまで分かっている証拠にはなりません。