損益分岐点とマージン:必要な売上はいくら?
売上が増えても、費用をまかなえているとは限りません。まず、各販売から固定費の支払いにいくら残るかを考えます。損益分岐点を決めるのは、売上だけでなくこの限界利益です。
期間をそろえ、費用を分ける
1か月など同じ期間で集計します。固定費は想定する活動範囲で一定とし、変動費は販売や生産に応じて変わります。定額契約と注文ごとの料金が混じる請求は分けましょう。
1単位の限界利益は販売価格から1単位の変動費を引いた額です。損益分岐点の数量は、固定費をこの限界利益で割ります。計画用の試算であり、市場需要の証明や利益の保証ではありません。
参考資料: U.S. Small Business Administration — Break-Even Point · OpenStax — Calculate a Break-Even Point in Units and Dollars
マージンと上乗せ率では分母が違う
原価60の商品を100で売ると差額は40です。原価への上乗せ率は40 ÷ 60で約66.67%。売上に対する差額の割合は40 ÷ 100 = 40%です。基準を決めずに「40%足す」と言うと、意味が曖昧になります。
限界利益は純利益ではありません。固定費やその他の費用は、まだ差し引かれていません。
試算が実態を表さなくなる場合
限界利益が0以下なら、このモデルでは販売量を増やすだけで固定費をまかなえません。商品構成、価格、サービス費用が変わったら計算し直します。
該当する梱包費、手数料、返品を含め、同じ費用を二重計上しないでください。税金は関係する記録と規則に沿って扱います。以下は単純化した計算例であり、税務上の助言ではありません。
例:小さな店の1日あたりの目標
月の固定費が12 000、変動費が売上の40%とします。限界利益率は60%なので、月の損益分岐点売上は12 000 ÷ 0.6 = 20 000です。
25営業日なら平均目標は1日800です。1注文が100なら、平均8注文となります。これは計算上の目標であり、需要が均等に発生することや実際の売上を保証しません。