マージンと原価への上乗せ:同じ割合でも価格は変わる

「25%利益を得たい」だけでは基準が足りません。原価の25%か、売価の25%か。表現の小さな違いが計算する価格を大きく変えます。

分子は同じでも分母が違う

差額は売価から原価を引いたものです。原価への上乗せ率は差額を原価で割り、マージンは売価で割ります。同じ販売に異なる2つの正しい割合があり得ます。

上乗せ率mなら価格 = 原価 × (1 + m ÷ 100)。マージンgなら価格 = 原価 ÷ (1 − g ÷ 100)です。見積もりや合意では何に対する率かを明記し、分母をそろえてください。

参考資料: Business Queensland: mark-up calculator and formula · Business Queensland: break-even and profit, gross margin

利益を述べる前に原価の範囲を定める

商品の仕入額だけを入れても、家賃、宣伝費、人件費、決済手数料は自動で控除されません。粗利益と営業費用控除後の結果は別です。すべての価格差を純利益と呼ばないでください。

同じ単位、税の扱い、含める費用をそろえます。原価の前提を変えたら記録し、定義の異なる率を同じ条件のように比較しないでください。

参考資料: Business Queensland: break-even and profit, gross margin

小さな値引きが差額を大きく減らすことがある

売価を10%引いても、差額が10%だけ減るとは限りません。原価は変わらない可能性があります。元のマージンからポイントを引くのではなく、差額とマージンを再計算します。

境界値にも意味があります。原価0では上乗せ率、売価0ではマージンは定義できません。原価が正なら、この式で有限の価格から100%マージンは得られません。

原価72、売価96の場合

差額は24です。マージンは24 ÷ 96 = 25%、上乗せ率は24 ÷ 72 ≈ 33.33%。上乗せを25%にすると売価は90、マージンは25%でなく20%です。すべて同じ通貨での架空の金額です。

96を10%引くと86.40です。原価72なら差額14.40、マージンは約16.67%。差額は24から14.40へ40%減ります。値引き率が小さく見えるかだけでなく、この実際の差額への影響を評価します。

参考資料